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☐食肉流通標準化システム協議会
項目:◇概要
   ◇活動内容
   ◇食肉流通標準化システム協議会の用語
   ◇「食肉流通標準化システム協議会」研究活動テーマ(イラスト図)
◇概要
| 設立目的 | 
本協議会は、牛肉トレーサビリティ番号の円滑な伝達の運用・実施を目的に集まった食肉卸売業をはじめ、食肉流通に関連する各社を母体として、食肉流通におけるコンピュータ・システム関連事項等の標準化に向けた対策について検討するとともに、業界各社相互間の意志疎通を図ることにより、食肉流通の改善・合理化を推進するために設立された団体です。(設立:2006年5月)
| 会 員 | 
会員は、設立目的に賛同する食肉の加工・保管・販売・配送に関する業界、食肉・流通関係団体、IT関連等の法人としています。会費は原則無料です。ただし、総会、全体会及び幹事企業会開催時における会場費、資料代等は必要に応じて出席者から実費相当額を徴収することがあります。
食肉流通標準化システム協議会 会員名簿
(令和7年6月現在)
◇活動内容
| 実 績 | 
協議会では、下記の活動を行ってきました。
・バーコードとトレサビリティ(個体識別)を合体したラベルの標準化
 と研修、普及活動の実施。
・消費税対策についての研修を実施。
・中国向け和牛輸出時の部分肉の名称等の標準化を検討。
・消費税適格請求書(インボイス制度)について検討。
| 2024年度 | 
〇 令和6年度第2回幹事企業会(概要)
1 日時 令和7年3月6日(木) 15:30~17:00
2 JA全農ミートフーズ(株)会議室 (Zoom併用)
3 出席幹事企業(五十音順)
  伊藤ハム米久ホールディングス(株)、伊藤ハム米久システム(株)、
 JA全農ミートフーズ(株)、スターゼン(株)、全国食肉センター協議会、
 日本ハム(株)、日本ハムシステムソリューションズ(株)、
 (公財)日本食肉流通センター(事務局)
4 概要
 (1)2次元バーコード(QRコード)についての検討
  ① 2次元バーコードの規格・仕様、検証事例及び食肉で使用する場合に想
    定される課題に ついて報告があり、意見交換を行った。
    [QRコードの主な特徴について報告]
  ・2次元バーコードの主な種類は5つあるが、有力な候補はQRコードモデ
   ル1・モデル2。
  ・QRコードでは40バーションが設定されていて、データ量が増えるとサ
   イズが大きくなる。
  ・汚れ、破損時でも読み取る「誤り訂正能力」があるが、レベルが高くなる
   ほどデータ量が 減少する。
  ・現状に比べデータ量が大きいことが最大のメリットであり、読み取り時間
   で大きなメリットが あるわけではない。
  ・固定カメラによる一括読取りは、読み取れないコードがあったときの補正
   に時間を要する デメリットが大きい。
  ・先行するキャッシュレス業界では、QRコードの統一規格を定めていて参
   考となる。
  ② 検討する上での論点としては、現状インフラがない中で導入する費用対
   効果はあるか、目的をどう考えるか、
   どこまでを対象とするのか等の基本事項について共通認識を持つ必要があ
   る。その整理ができた上で、標準化に進むかを判断することとなるが、技
   術的な問題として、対象とする情報、データ量、誤り訂正レベルなどの
   仕様に加えて、箱への貼付の仕方 などを多くの検討項目がある。
  ③ 今後は、意見交換した項目について各社持ち帰り、現場の意見も聴きな
   がら考え方を報告することとした。
 (2)その他の事項
  ① 6月総会の事業計画の内容と当日の講演内容について議論をした。
   なお、開催日時は、6月27日(金)14時~17時、場所は、日本ハム会議室
   (現地参加及びzoomオンライン参加)。
  ② 日本食肉流通センターから、牛豚のコマーシャル規格(小割整形部分肉
   規格)について、
   新しい規格書と動画をホームページで公開したことの紹介があった。
〇 令和6年度第1回幹事企業会(概要)
1 日時:令和6年11月28日(木) 15:30~17:30
2 場所:JA全農ミートフーズ㈱会議室(Zoom併用)
3 出席幹事企業(五十音順)
  伊藤ハム米久ホールディングス㈱、伊藤ハム米久システム㈱、
 JA全農ミートフーズ㈱、スターゼン㈱、全国食肉センター協議会、
 日本ハム㈱、日本ハムシステムソリューションズ㈱、プリマハム㈱、
 (公財)日本食肉流通センター(事務局)
4 概要
(1)流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)に係る各社の対応状況につい
   て、情報交換を行い、BMS対応の取引が増えていること等を確認した。
(2)食肉流通、特に産地からのボックスミートの流通において、RFID(電子
   タグ)の活用について平成23年に実証実験を実施したが、その後、他業
   種で普及が著しいことから、再度情報を収集し、活用に向けた再評価を
   行ってきた。
    この結果、現時点では、タグ単価がボックスミートでの活用に耐えら
   れるものとなっていないことに加え、読取りゲートの設備投資、読取り
   漏れ等の問題があるため、実用化のための情報標準化まで行う段階でな
   いことを確認した。今後は、引き続き情報収集に努めることとなった。
(3)食肉標準物流バーコードである一次元のバーコードでは、データ量に限
   りがあり賞味期限等の情報が入らない等の問題を解決するため、RFID
   に代えて、2次元バーコード(QRコード)の活用の可能性について
   検討することとなった。
〇 令和6年度定時総会及び全体会
  開催日時:令和6年6月17日(月) 14:00~17:00
  開催場所:AP品川アネックス Dルーム 
1 定時総会
2 全体会
  次 第
  講演① 食肉メーカーから見る「牛肉カット規格」の現状と今後の課題
      について
      ~ 規格管理のデジタル化 DXの取組について ~
       講師  伊藤ハムホールディングス株式会社
               食肉事業本部 事業戦略部
                田 代  俊 文  氏
  講演② 食肉処理施設が抱える課題について
       講師  JA全農ミートフーズ株式会社
               生産効率化推進室 室長
                新 開    稔  氏
※ 講演資料のダウンロードにつきましては、講演①、講演②、を
  クリックしてください。
◇食肉流通標準化システム協議会の用語
| 用 語 | 概 要 説 明 | 
| BMS (Business Message Standards)  | 
・国際EDIメッセージのこと ・メッセージフォーマットを標準化し、通信基盤にインターネットを用いる  | 
| 流通ビジネスメッセージ標準® (流通BMS®)  | 
・消費財流通業界で唯一の標準となることを目標に策定している、メッセージ(電子取引文書)と通信プロトコル/セキュリティに関するEDI標準仕様 | 
| EDI (Electronic Data Interchange)  | 
・企業・組織間で商取引に関する情報データを電子的に交換する仕組み | 
| POS system (Point of sale system)  | 
・商品の売上実績を単品単位で集計するもの ・価格や数量などの販売実績や購入者の性別や当日の天気などのデータも収集し、経営戦略に利用することもある  | 
| RFID (Radio Frequency Identification)  | 
・電磁界や電波を用いて非接触でICチップの情報データを読書きするもの、及びその技術全般のこと | 
| 食肉標準物流バーコード | 
・部分肉のカートン及び個別包装(シュリンクパック等)に貼付する物流ラベルに全国で共通のバーコードを表示することにより、物流業務の効率化を図ること、及びカートン単位での情報追跡を可能とすることを目的として開発されたもの ・コード体系は、GS1-128を採用  | 
| 食肉用物流コンテナ | ・通い容器(食肉におけるダンボールに代わるプラスチック製コンテナー) | 
| EAN (European Article Number)  | 
・国際的な共通商品コード ・推進組織は、EAN協会  | 
| GS1 | ・EAN協会が改称したもの ・EAN協会 ⇒ 国際EAN協会(1992) ⇒ GS1(2005)  | 
| GTIN (Global Trade Item Number)  | 
・商品を識別するための国際標準商品コード ・GS1が2005年から普及促進を開始  | 
| GLN (Global Location Numer)  | 
・国際標準の企業・事務所コード ・GS1(国際EAN協会)が制定(1995)  | 
| 牛の個体識別システム | ・日本トレーサビリティ協会が構築した、牛の個体識別番号(10桁)を入力することで最長飼養地(都道府県)を自動的に計算・表示するシステム ※ 詳細は 独立行政法人家畜改良センター および 農林水産省 を参照  | 
◇「食肉流通標準化システム協議会」研究活動テーマ(イラスト図)
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| 問い合わせ先 | 
事務局:(公財)日本食肉流通センター 情報部
TEL:044-266-1172 FAX:044-299-3216
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